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- ニッポンの空を彩る魅惑の花火 01


三河安城駅[岡崎城下家康公夏まつり 花火大会]/写真提供:岡崎市観光協会
- ニッポンの空を彩る打ち上げ花火の歴史
- 原点は吹き上げ式の勇壮な「手筒花火」
- 壮大なスケールで花開き、多くの人を瞬時にして魅了する打ち上げ花火。1年を通して全国各地でさまざまな打ち上げ花火を観賞でき、その日を楽しみにしている方も多いでしょう。その打ち上げ花火のルーツとは、愛知県・三河地方で戦国時代から受け継がれてきた「手筒花火」であると言われています。その目的は、現代のような娯楽としてではなく、五穀豊穣や悪霊退散を願って奉納されたもので、厳粛な神事のひとつとでした。また、そのスタイルは実に原始的!近年の花火大会のほとんどで見られるような、火薬玉を空高く打ち上げてドーンと放出させる…というスタイルではありませんでした。花火衆が点火した大きな筒を手に抱え、火花を放出させるという“吹き上げ式” で、強烈な火柱、降り注ぐ火の粉がとても幻想的な花火でした。ただし、張り詰めた空気の中で訪れるその瞬間は花火衆にとってもまさに命がけ。今の時代に行われる手筒花火でも、緊張のあまり、熱さを感じない人も多いそうです。
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- 豊橋駅[豊橋祇園祭(手筒花火)]
- 花火の発展のきっかけとなった家康公の花火観賞
- 戦国の世が明け、江戸時代初期には徳川家康公が駿府城ではじめて観賞として花火を楽しんだと伝えられています。当時を記録した『駿府記』によれば、竹筒に火薬を詰めて点火させた、手筒花火に似た「立花火」だったそうで、新しもの好きと言われた家康公でも大変な驚きと感動があったことは想像にかたくないでしょう。この家康公の花火観賞をきっかけに、家康公の生誕地・三河では花火の製造や打ち上げが盛んに行われるようになりました。もっとも、三河地方では以前から軍事用の火薬の製造が盛んで、戦国の世が終わって出番が減った火薬が花火に転用された、という歴史背景もあります。
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- 豊橋駅
[手筒花火] - 観光スポット情報
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- 今年はどの花火大会に注目?
大迫力をその場で体感して - 職人技が光る多種多様な花火の誕生
- やがて諸大名や江戸の町人たちの間で打ち上げ花火は大流行し、夏の娯楽へと進化していきました。たとえば、暑さをしのぐ場として人気だった江戸の隅田川。うちわ片手に多くの人が「涼み舟」に乗り込み、食事やお酒を楽しみながら、花火を楽しんだと言われています。ご存知、「鍵屋」「玉屋」といった花火屋が登場したのもこの頃。花火職人が趣向を凝らして競うように花火を上げ、江戸っ子たちは「たまやー」「かぎやー」と声をかけてその美しさを称えたといいます。
ところで、職人技を最大限に駆使した江戸の花火とは、一体どんなものだったのでしょうか?実は当時、色はまだ赤橙色の一色しかなく、輝きも弱いものでした。その様相が変化したのは明治時代。酸化剤や発光剤、赤や青などに発色する炎色剤(金属化合物)が輸入され、多種多様な光や色、音の創造が可能になったといいます。しかし、複数の原料を使用することで爆発する危険性も高く、花火職人たちは常に危険と隣り合わせで技術を磨いたそうです。 -
- 東京駅・品川駅[隅田川花火大会]
- 精巧なコンピューター制御による新たな挑戦
- 三河や江戸を抱える東海道はもちろん、全国各地で行われるようになった花火大会。その形態はさまざまで、単発の打ち上げ式だけでなく、一度にたくさん打ち上げる仕掛けを施した「スターマイン」や水上で扇形に開く「水中花火」、火の粉を詰めたパイプを吊るし、一気に点火する滝のような「ナイアガラ」など、名前を挙げたらキリがないほどです。そんな独創性ある打ち上げ花火を現在可能にしているのが、コンピューター制御で通電し、発火させるという技術。予め花火の大きさや色、打ち上げ場所など、あらゆる要素をもとに緻密なプログラムを組み、着火のタイミングを遠隔操作によって正確に、そして自在にコントロールするもので、絶妙な時間差での打ち上げや、人手では不可能な場所での発火も容易にできるようになりました。特に最近人気の、音楽とタイミングをあわせた演出もこの点火方式があってこそ。打ち上げ花火は新たな技術によって表現の幅が広がり、芸術性も高く評価されるようになっています。
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- 掛川駅[全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火]
- 毎年多くの感動を呼ぶバラエティ豊かな花火大会
- 海外のイベントなどでも見られる打ち上げ花火ですが、日本の花火の技術、美しさは世界でもトップクラスといわれています。その一躍を担っているのが、花火職人たちが技を競うコンクール。技術の継承だけでなく、その切磋琢磨もあって、日本は“花火大国”として海外から熱い注目を集めています。また、近年打ち上げ花火は古くから伝わる祭りなどにも登場。日本の伝統を称えるかのようにフィナーレを彩る姿は、多くの人の心に感動をもたらしてくれます。さあ、今年はどの花火大会へ出かけますか?体に響く大迫力の音、見たこともないようなきらめき…。片時も目が離せない緊張感、感動の連続は、会場に足を運んでこそ。たくさんの技術と情熱が花開く瞬間を、心行くまで楽しみましょう!
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2018年8月16日更新
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