
約20mの高さから、幅約150mにわたって流れ落ちる無数の水の筋。地中に染み込んだ富士山の雪解け水などが湧水となって一斉にあふれ出すさまは、まるで絹糸を垂らしたかのよう。すぐそばにある音止の滝が、轟音を響かせ力強さを感じさせるのと対照的に、この白糸ノ滝はどこか女性的な優美さをもっています。源頼朝はその魅力を「この滝の上にはどんな姫がいるのだろう」と和歌に詠みました。世界遺産・富士山の価値を構成する、貴重な資産のひとつです。
※こちらでご紹介している写真は、天候・時間帯などの様々な条件がそろった時にだけご覧いただける風景になります。
旅のワンポイント
周辺には遊歩道が整備されており、さまざまな角度から滝を眺めることができます。滝の正面にある「滝見橋」は2013年に架け替えられたもので、人工物にさえぎられることのない自然のままの滝を楽しめる場所となっています。水しぶきがかかったり、滑ったりすることもあるので服装や足下の安全にご注意を。
"白糸ノ滝" 旅の楽しみ
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絶景ポイント一覧
2015年4月21日更新